Meycough Works

塔2020年7月 月詠

  1. tanka
  2. here

さよならだ曇りガラスを粉々に割って降らせる冬の静謐

ため息を地面に落とす足元に呼ばれたようなひらりと桜

がむしゃらに縫ったゆううつほどいてく型紙どおりに裁ったデニム地

ほんとうに効くのかどうかお守りにダブルガーゼでマスクをつくる

すかすかと空気のとおる布マスク頼りないけど頼るしかない

終わらない春に混じった鉄錆のにおいが取れず苦労している