Meycough Works

塔2020年2月 月詠

紫に紅葉している秋を掃く静かな冬がそろりと立った

これからを存在させないかのように雪はすべての音を消してく

構内に流れる発車メロディはキミの横顔とリンクしてる

横顔をぼうっと見てたこの時がはかないだとか思う間もなく

音がよく通る氷になる前の冬のつめたい静寂の雨

やるせない退屈ばかりつまってる窮屈なんだ肢体のカーブ

じわじわとさみしさが降る粉雪が地面をまだらに染めてく初冬