Meycough Works

塔2019年5月 月詠

ちょっとした飢餓があるから椿の葉硬く光って真冬日の月

映写機がまわるまわって音立ててわたしの夢を巻き取っていく

単身者世帯になると決めてより部屋にあふていくダンボール

この家で暮らした日々を過去にする美化されることだけを祈った

化粧水浴びてる朝だわたししか住まない部屋でわたしにかえる

めぐりあってもう四度目の春がくるあの日のことは覚えてますか