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塔2021年1月 月詠

明日にはこの部屋を出る夢を見る火傷しそうなほどの白昼

吸いさしをいくつもストックするキミに感情ばかり差し向けている

荷ほどきを終えた段ボールの山が崩れてきそうだ新居にひとり

配線か何かをまちがえたのだろう新居に広がる有限の闇

蔦がからみ古代遺跡のようだった跨線橋の傾斜はゆるい

良夜だとキミがつぶやく満月はうちのベランダからは見えない