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塔2020年11月 月詠

シラクメン残骸となる窓際に夕凪の来る夏のふくらみ

ソーダ水揺れれば泡が爆ぜている写真の中は時が止まって

冷房を切らない季節になりましたくっきり黒い影あるばかり

窓際で花火の音をきいちえる今年も夏と呼ばれてすぎる

縫いづらいところはゆっくり縫えばいいキミの返事もゆっくりでいい

予言するこのティッシュケースを渡す時わたしは泣いているんじゃないか