ゆるゆるとつぼみがやがて花になる薄紅色のモクレンの花
ひとりであふれて揺らぐ春の風 涙の温度は何度だろうか
強い風キミがわたしの名を呼んですべて流れて春は苦手だ
声や声 点打つように聞こえてるあれは飛沫の声だったのか
トレンチを羽織って今日は見に行こうキミが言ってた令月の風