沈黙と踊ったきみはひとりではないと抱きしめられた身体
雨音が夜の長さをしっとりと引きのばしてる秋始まった
読みやすい字だと言われてため息と文庫カバーのしおりが揺れる
月見ればぽっかり穴が空いたようメールしようか迷う真夜中
髪の毛がいっそまっ白だったらねえ中途半端な若さを染める